清水晴木 's Blog

本とか、日常の事とか

星に願いを、星になれたら

 

もうブログが久しぶりの投稿になってしまいました。

 

お久しぶりです。

清水晴木です。

 

そして先月の9月15日

 

「星に願いを、君に祈りと傷を」

 

が富士見L文庫様より発売されました!!

 

前作の「体育会系探偵部タイタン」からわずか二か月での刊行だったので、少し驚かれた方もいたのではないでしょうか。

僕も驚きました。

 

でも二つとも内容が発売の季節とぴったりの合っているともいえるので、ちょうど良かったのではないかと思います。

 

そして今回の作品では、初めて巻末に掲載するあとがきを書かせて頂きました。

 

なぜか家族は両親も兄も、みんな先にあとがきから読んでいました。

気になっていたみたいですね。

ネタバレしまくる事をあとがきの中に書いていなくて良かったと思います。

 

その中でも書いた、2001年のしし座流星群について、ここでも少しお話したいと思います。

 

あれは今でも鮮明に思い浮かべられるくらいの壮大な天体ショーでした。

というかそもそも、他にも小さい頃には、壮大な天体ショーが多かった気がします。

 

その4年前には、1997年の大彗星とも呼ばれるヘールボップ彗星だって観測することができました。

 

夜空にずーっと彗星が肉眼で見えていたんですよ。そりゃもうすごかったです。

すごすぎてなんだかこの頃は1999年のノストラダムスの大予言とかもあったので、正直、当時小学3年生の僕は彗星の存在に怯えてしまうくらいでした。

ああいうのが、1999年に落ちてくるのかもしれないのか…リアルノストラダムスじゃん…ビートたけしさんの番組で大槻教授がどんなにノストラダムスの大予言を否定してくれても、僕はただただ不安になっていました。

 

そして家族でヘールボップ彗星を眺めていた時にも、ふと両親が、「こんな彗星を見られるのはもう一生で最初で最後ね」とか言ってたりして、それを聞いて、「ああ、お父さんとお母さんもいつかいなくなっちゃうんだ…」とか思って一人寂しくなって泣きそうになっていたのをよく覚えています。

 

今思うと、

 

めっちゃピュアです。

あの頃はピュアピュアの実を食べたピュア人間だったのかもしれません。

 

さてさて、そんな1997年の大彗星も過ぎて、1999年のノストラダムスの大予言も何事もなく過ぎて、2000円札なんていう浮かれたものが発行されちゃった後に、2001年のしし座流星群がやってきました。

 

素晴らしい流星群でした。

願いはかけ放題でした。

 

でもあの時は、なにも願い事をしなかったような気もします。

ただ星降る夜空に見惚れてしまっていたのです。

 

その頃からか、星や宇宙への興味は強かったように思います。

 

宇宙への興味は特に尽きる事がなく、映画もSF映画が好きで、以前にブログにも書いたインターステラーは本当にここ最近で最大のヒットでした。

 

こうして星にまつわる物語を僕が書くことになったのも、ある意味必然的な事だったのかもしれません。

 

これからも自分の興味がある事から、なにか作品を作っていければいいなと思います。

 

それにしても、良いですよね、星って。

 

ミスチルでも、「箒星」って良い曲ですもんね。

 

さっきまでアメトーークミスチル芸人を見ていたので、とってもタイムリーです。

 

overも好きです。優しい歌も好きです。

ああ、でもやっぱりsignも大好きです。

 

 

 

良いですよね、ミスチルって。

 

 

 

いや違います。

いつの間にかミスチルの話になってしまいました。

 

けどミスチルでは「星になれたら」も好きです。

 

やっぱりいいですよね、星って。

 

話が無事に元に戻りました。

 

 

 

それにしても、星とのめぐりあわせは昔からあったのもかもしれません。

 

祖母の家の廊下には、古びた天体望遠鏡が一つ置いてありました。

それも小さい頃に、母が買ったもののようです。

土星の輪っかが見えた時は言葉にできないほどの感動があったと言っていました。

 

その天体望遠鏡はもう今は使う事はできませんが、代わりに小さな双眼鏡を買いました。これで月を見てみるだけでも、クレーターをはっきりと確認することができます。

それはそれは、素敵な光景でした。

 

この作品を書いて、前よりも夜空を見上げる事が増えました。

 

やっぱり僕は星が好きみたいです。

 

もしも「星に願いを、君に祈りと傷を」を読み終わった後に少しでも、今日は夜空を見上げてみようかと思ってもらえたならとても嬉しいです。